12月 152012
 

今週もお疲れ様でした。Yukiです。先日の続きを・・・

 

料理業界で働いた事がある人なら経験したことがある人はいると思いますが、職人さんって怖い人はすごく怖いんです。なぜかって、やたら怒鳴るんですね。板前さんの場合だと、

 

お前が触ると魚が腐っちまうだろ!中落ちを触るんじゃねぇ!

 

という感じでしたね。このような人の場合、困ったことに説明をしてくれないんです。なんでですか?って聞こうものなら「うるせー」と・・・。人によっては「まきすでも洗ってろ」と物が飛んできました。基本的には、かわいがってもらえない限りは教えてはもらえません。

 

今回のこの事件の発端は、まさにこの板前の怒鳴り声でした。

 

普段はキハダマグロ(Yellowfin Tuna)をとっているお店でしたが、品切れの為か、たまたま届いたマグロが本マグロ(Bluefin Tuna)だったんです。普段こないグレードの高い魚がが届いたという事で、板前含め、みんなテンションが上がるわけです。

 

板前が気合入れて客前で裁いて魅せているところに、女性(ウェイターとオーナ)が興味本位で魚を触った時でした。いきなり大声で「女が触るんじゃねー」と日本語交えて怒鳴りました。

”Don’t Touch fish”と”Spoil” だけで説明にはなっておらず、結果、板前はハラスメント(harassment)としてクビになった事は訳です。というか、当日に働いた日数分までの給料の計算をオーナーに請求して、道具一式をもって店から出ていきました。

 

ちなみに、この怒鳴るという光景、アメリカの寿司屋では結構みるんです。私がアメリカ人経営の寿司屋で働いていた時には、多くの同僚がいる前で一人の者に指導する事はハラスメントにもなりえるという事とで、必ず部屋に呼んで個別に指導をするように義務付けられていました。

 

さて、この抜けた穴をキッチンで働いているメキシコ人シェフが代行する事になった訳ですが、オーナーと本人の提案により、翌日からメキシコ人から巻物の巻き方と寿司を握ることを学ぶ事になりました。魚の並べ方、名前、裏巻(ご飯が外側)、包丁の持ち方(彼は間違っていました・・)等。

 

英語力が上達したのは、握りと刺身の説明をしなければならない事の経験でした。

 

アメリカ人のお客様のほとんどは、握りではなく、ロールを食べるわけです。しかしながら、お客様の単価を上げるために、どうしても刺身かにぎりを売りたい訳です。日本語ができるアメリカ人の友人に説明方法を聞いては、お客様に説明していました。

 

立場で自分が優位だと説明し易いものでした。また、一度働いてしまえば、後は早いもので、キッチンのメキシコ人が色々な情報を知っているし、業者さんも情報をもってくるので、自分の技術の向上のために店を移ることは難しくありませんでした。

そんなこんなで、板前として無事にやっていくことができた訳でした。

こんな話でも皆様の役に立てばうれしい限りです。寿司屋編、以上になります。
Have a Good Weekend,

Yuki

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